その後、版画を人の体重で摺るという手法は、小学校の図工の時間に多用いたしました。バレンもプレス機も無い状況での版画の摺りにはうってつけの技法です。
話は変わって、昨今の美術家の発表の形態も、様々な試みを行っていくべきだという思いを新たにいたしました。かつて美術家を志す者は、個展や公募展、コンクール等を発表の場として考えてきていましたが、今日ではどうもそれ以外の発表の形態も模索していかなければならない時期に来ているような気がいたします。今回のような、行政との共同作業で展覧会を計画していくという作業も、これからは積極的に視野に入れていくべきだと思います。
かつては、グループ展という仲間同士の展覧会をよく開催していましたが。今日では、グループ展という従来からの概念ではなく、ひとつの大きな展覧会を実現するために、志しをひとつにした複数の美術家が集まり、今風に表現すれば、ユニットという組織概念で企画を立ち上げるという手法は考えてみる必要があるとおもいます。
かつて、木口木版画の『鑿の会』というグループを結成いたしましたが、この会は、私が思うに、上述したような ユニットという意味合いが強い集団だったように考えています。
「再発見 常総市まちなか展覧会」を、どうぞ楽しみにしていてください。
まちなか展覧会ホームページアドレス http://nplant.net/saihakken/こちらにもアクセスして頂ければ幸いです。
このブログは、ひとつ前の記述からお読みいただけれは゛と思います。記述の順番が入れ代わってしまいました。