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以前から構想のあった『山想譜』の別冊を作り始めています。
タイトルは「富士山・アイゼン」です。若いころ、十一月になると、必ず富士山に出掛けました。「雪上訓練」が目的でした。富士の雪の斜面は、アイスバーンで、ピッケル、アイゼンといった装備は必需品です。
画面に配したアイゼンにはずいぶん助けられました。現在は十二本歯のアイゼンは使ううこともなかったのですが、夏山の雪渓を登るときに使ってみたらなかなか使い勝手が良く、軽アイゼンよりもはるかに安全で使いやすかったです。雪渓の下りには重宝いたしました。
1979年形象ギャラリー刊『鑿』創刊号のために制作した私の作品です。